インドネシア現地採用の日本人の年収は?職種や年齢によって違う?
インドネシアの現地採用の年収(給料)はいくらぐらいなのか気になりますよね。
今回はインドネシア現地採用の日本人の年収を年齢職種別にまとめてみました。
インドネシア移住への検討材料にご活用ください。
インドネシアの現地採用の年収についての基礎知識
本題に入る前に前提条件をしっかりと抑えることが必要です。
支給給与の通貨は米ドルかインドネシアルピアか、
手取りか総支給額か、などなど。
また昇給額も押さえておかないと、はじめよくて後は辛いパターンか、
はじめ辛いが後はウハウハパターンのどちらかがわかりません。
現地採用の給与も手当も福利厚生も、
本当は基準はありません。
各自が会社貢献度を主張し交渉して決まります。
このページで紹介するのはあくまで筆者:現採シンジの主観です。
手取り額ベースの支給
日本と違い、手取り額ベースの支給(ネット支給)が多いです。
毎月所得税を会社が源泉徴収して納税しますが、
その所得税を減額した後で現地採用の人に渡る手取り額での契約です。
インドネシアの所得税の計算方法に関してはこちらでご紹介しています。
ネットの対義語はグロスです。
グロス支給で契約する場合、払わなければいけない所得税額をしっかりと頭にいれておいてください。
昇給に関して
基本的に日本に比べて昇給額は高いです。
その理由としては、年功序列ではないこと。
また、年々物価が上がるため、その補正がかかること。
そして、はじめ低く抑えていること。などです。
一般的な昇給額は、
手取り給与に対して物価上昇率をかけて、
それから純粋な会社への貢献度評価分を計算します。
インドネシアの統計局が消費者物価指数(CPI)というものを毎年計算しています。
2019年は2.72%でしたので、
手取りが仮に3000ドルと仮定すると、物価上昇による昇給額は81.6ドル。
そこから会社貢献度によって、何ドル上がるか、が昇給額合計となります。
ボーナスに関して
一般的なのはTHRボーナス(断食明けボーナス)と、
年末ボーナスの二回支給です。
どちらも一般的なのは一か月分の手取り額給与基準です。
毎月の手取りが5000ドルであれば、
THRボーナスも5000ドル、年末ボーナスも5000ドル。
年収は月収の14倍で、70000ドルといったような計算になります。
住宅に関して
一般的なのは住宅を会社が契約するパターンです。
アパートメントや一軒家の賃料を会社が負担します。
インドネシアの賃貸料金相場は別途記事にします。
インドネシア現地採用の給与
一般的な契約は手取り月額給与基準で、
所得税は会社が負担します。
30代前半までは目安が存在しますが、
それ以降は目安がありません。
現地採用で東南アジア移住ブームが2010年代から起こりましたが、
それ以前に現地採用でインドネシアに定住していた人の分母が少ないため、
データがあまり揃っていないこともあります。
20代から30代前半くらいまで
年齢×1,000,000が目安です。
20歳 = 20 juta (20,000,000)
30歳 = 30 juta (30,000,000)
30代後半以降
家庭を持ったり、子供を持ったりして手当をもらって、
役職もしっかりと付けてもらって、
年齢x1,000,000を脱却していくイメージでしょうか。

現採シンジ
家庭が出来たら年齢xjutaを脱却することがまず第一関門と思っています。

現採神
30代後半あたりから昇給が頭打ちしだして何らかの決断をすることが多いみたいじゃよ。
職種によって変わるか
現地採用の給料は職種によって変わるというよりは、
低い職種が一部ある、といったほうが分かりやすいと思います。
華々しい業種ほど低い、ジャカルタの都会でキラキラした業種は低いかもしれません。
これは現採シンジの個人的な主観なので全員に当てはまらないかもしれませんが。
反対に娯楽の少ない工業団地で働いたり、
離島の発電所で働いたり、
港湾施設で働いたりすると給料は高くなります。
まとめ
若手は年齢×jutaが月収手取りの平均値です。
それに言語スキルやITスキルなどで箔をつけていき、
住宅手当を厚くしたり、帰国航空便代、THR、ボーナスなどの増強をはかっていきましょう。
仮に平均より給料が低くても大丈夫です。
給料が低いほうが徳が貯まります。
給料以外で何かいいことが起きます。