インドネシア移住 【メリットデメリット ビザの種類】

インドネシアに移住した日本人の風景

インドネシアに移住する方法、移住がオススメの理由、
ビザの種類別移住方法、移住のメリットデメリットなど、
実際に移住した現採シンジが深堀り解説。

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現採シンジ

インドネシアに移住して8年目になる現採シンジです。
実際に移住した経験者の肌感覚を踏まえて、
インドネシア移住に関しての情報をまとめました。
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現採神

今や海外移住は身近になってきておる。
日本国内のIターン移住と同様の感覚で、気軽に移住してみればよいじゃろう。
もちろんデメリットもある。光と影じゃのう。

インドネシア移住おすすめです

筆者現採シンジの考え

筆者、現採シンジも実際にインドネシアに移住した日本人のうちの一人です。
ステータスはあまり高くありません。ITスキルなし、言語スキルこれといってなし、といった具合です。

現採シンジは移住歴8年、インドネシア人の妻まで出来てしまいました。
将来の不安はもちろんありますが、常に不安がつきまとっているほうがキレのある人生が送れるとポジティブに思っています。
常に、これで御の字、と自分に言い聞かせています。

現採シンジは日本でコンビニバイトレベルからスタートしました。
実際、23歳の時点でコンビニ夜勤でした。月の給料は17万円でした。
毎月2万円から3万円のプチ贅沢品を買ってそれで満足でした。
残りは留年費用の学費やら自動車免許代で消えていきましたが。

コンビニ夜勤のたった17万円でも、それで社会の歯車になれたことで勢いが付きました。
社会に必要とされていないわけではないんだと、
周りと比較さえしなければ十分幸せだなと。

勢い付いたのち、あまり普通の人がしない選択肢を選ぼうと思いました。
どうせしがない人生なら面白いことをしてやるぞ、といった意気込みからです。
そんなこんなでインドネシアに移住しました。

そして今日にいたります。

駐在員との比較で何かと槍玉に上げられがちの現地採用ですが、
しっかりと引き締めるところを引き締めていくと、
それなりのメリットもあります。
現採シンジの個人的考えだけでなく、データからも読み取れます。

データで考えてもインドネシア現地採用に軍配が

あくまで日本でコンビニバイトレベルで通常の就職活動フローから漏れてしまった人前提です。
イケイケ、キラキラ、バリバリ、といった形容詞ではなく、
どんより、モヤモヤ、しょぼしょぼといった形容詞が似合う人前提です。

金融広報調査委員会による調査(令和元年)ですと、
30代が保有する金融資産の平均値は529万円、中央値は240万円です。

一方でインドネシアで現地採用をしていると年間100万円くらい貯まっていきます。
23歳くらいからインドネシアで現地採用をすると、30歳で800万円貯まっています。

狭義の資産以外でも、国内旅行で秘境に行ったことや、
気の合うインドネシア人配偶者を得られたこと、
日々激動する発展途上のインドネシアを肌で感じていること、
これらも資産と言ってもよいと思っています。

ちなみに何年もインドネシアに住んでいると誰でもインドネシア語は当たり前にできます。
言語習得という意味でも海外移住は面白いと思います。

 

移住するには

実際に移住するには何からはじめたらよいか、は、
別途記事にします。
この記事はあくまで移住のビザ分類、メリットデメリットのみお伝えします。

インドネシア移住の分類

ビザ種類ごと

インドネシアのビザの種類に関しては別途記事にしていますので、
そちらをご参照いただくとより理解が深まると思います。

就労ビザ

いわゆる312ビザと呼ばれるもので、
NOTIFIKASI(旧IMTA)を持った状態で入国し、
ITAS (旧KITAS)を取得します。

現地採用や駐在員として働く場合このカテゴリになります。
インドネシア移住となると任期がある駐在員は難しいので、
現地採用を選択することが多いです。

帯同ビザ

上記の就労ビザを持っている配偶者に帯同する形で取得するビザです。
夫婦両方とも日本人で、一方が現地採用で就労ビザホルダーであれば、
原理上は帯同ビザで配偶者を付けることが出来ます。

駐在員の帯同家族用のビザと言うと理解がしやすいかもしれません。

夫婦二人とも日本人でインドネシア移住を考える場合、
帯同ビザは一般的ではありません。
夫婦それぞれが就労ビザを取得することが一般的です。
帯同ビザは就労することが出来ないからです。

留学ビザ

インドネシアの大学等へ留学する形で取得するビザです。
私大も国立大も国内学生に対しての学費は割安ですが、留学生特別料金があります。
インドネシア大学の外国人留学生向けインドネシア語コース(BIPA)等もあります。

インドネシアの大学の数を説明するグラフ画像

インドネシアの大学の数は647あります。
インターネットでは有名な大学の留学についてしか語られていませんが、
外国人留学生を受け入れる資格がある大学なら理論上留学ビザは出ます。

エージェントに任すのもよいですが、
自分でがつがつ食らいついてマイナー大学への留学ビザを取るなどすると、
移住人生がうまく波乗りできると思います。

このあたり、後程詳しく深堀りして記事にします。

年金ビザ(リタイアメントビザ)

55歳以上で、十分な資産があればリタイアメントビザでインドネシア移住が出来ます。
就労は出来ません。
バリや田舎等で老後を気ままに過ごそうという需要は多いので、
手順も出来上がっていますし、全部丸投げで出来るエージェントも多いです。

このあたり、後程詳しく深堀りして記事にします。

インドネシアに帰化

国籍を変えてインドネシア人になることで、
インドネシアに移住することが出来ます。

国籍法第九条に条件が定められています。

18歳以上、継続5年以上か非継続10年以上のインドネシア滞在、
心身ともに健全である、インドネシア建国五原則(パンチャシラ)やインドネシア国憲法の承認、
前科なし、インドネシア国籍取得後二重国籍にならない(日本国籍が消えるため日本人ならOK)、
仕事しているか固定収入がある、国庫に金を納める

インドネシア移住を考えるとインドネシア国籍への変更も十分視野に入ってきます。
ちなみに継続5年の滞在はシンガポールへ出ることもアウトですので、累計10年を目指すのが一般的です。
後程記事にします。

どこに住むか

ジャカルタ周辺

現地採用で就労ビザで移住する場合、一般的なのはジャカルタ周辺に居住です。
JABODETABEK (ジャボベタベック)経済圏という名前はちとアレですが、
世界でも有数の経済圏です。
そのあたりが職も多い、友人も多い、ということになるので一般的です。

バリ

リタイアメントビザや、配偶者ビザ(帯同ビザ)での滞在が多いです。
インドネシア人(バリ人)と結婚して、バリに住む人も多いです。
就労ビザでバリに住む現地採用の方もいますが、
ジャカルタ周辺に比べて職が少ないので難易度が少し高いです。
職さえあれば非常に楽しいエリアです。

そのほか有望エリア

ジャカルタが首都を移転する計画があります。
移転先はカリマンタン島です。
カリマンタン島で働くのは将来有望です。

Jabodetabekエリアの賃金上昇から、
製造業が東にシフトしていっています。
そういったことから、中部ジャワ、東ジャワはおすすめです。

スラウェシ島、スマトラ島も今後伸びるのでおすすめです。

年間滞在日数

年間180日以上滞在

年間180日以上のインドネシア滞在だと、所得税申告をインドネシアで行うことになります。
インドネシア移住をするほとんどの方がこちらに分類されると思います。
ノマドワーカーや投資家など、年の数か月はインドネシアに移住する、という方だと、
こちらの年間180日という数字は非常に意識しなければならない数字です。

年間180日未満滞在

ノマドワーカーや投資家など、年の数か月はインドネシアに移住するという方は、
年間180日未満の滞在に抑えています。
所得税の申告をどの地でやるか、という問題からです。

インドネシア移住のメリット

物価が安い

物価が安いことはインドネシア移住のメリットでしょう。
コンビニで結構買い物しても日本の半額以下で済みます。

コカ・コーラは4500ルピア(32円)です。
ガソリン代は7650ルピア/リットルです。日本円で55円/リットルです。
125ccのインジェクションオートマの二輪オートバイは20,600,000ルピア(15万円)です。

可処分所得が高い(若手前提)

若手のうち、かつ特殊なスキルなしというケースに限ってはですが、
日本で働くより可処分所得が高いです。

25歳くらいを例にあげて、
大卒3年目の中堅企業の平均値と、
インドネシア現地採用3年目の平均値で比較してみます。

大卒3年目の中堅企業の平均値

「民間給与実態統計調査」 (2017年データ)によると、
20代後半(25歳~29歳)の平均年収は361万円となっています。
年間昇給を1.5%と仮定すると、25歳の平均年収は340万円です。

340万円は手取りでいうと、毎月227000円です。
そこから家賃、食費、水道光熱費、通信費、娯楽費などを引いていくと、
毎月残るお金は4.7万円ほどです。

インドネシア現地採用3年目の平均値

手取り25,000,000ルピア
住宅会社負担、水道光熱費通信費個人負担、
食費、娯楽費を引いていくと、
毎月残るお金は8.4万円ほどです。
(1円=140ルピア で見ています)

日本とインドネシアの月間可処分所得と支出の比較表

インドネシア現地採用は家賃が会社負担のことが多く、
家賃を個人で払う必要が無いのが大きいです。

また、光熱費、通信費などが逐一安いです。
電気水道合わせて4000円、
インターネットが3000円から4000円、
ガスは月1000円程度。

食事は一日平均1400円ちょっとで計算しています。
日本食料理屋に週2回行く程度で見ています。
食費に関しては別記事で深堀りします。

娯楽交際で多めに見ています。
二週に一回ゴルフしてマッサージ前提で計算しています。

人によりますが週末以外は仕事のみ、
家でネットするくらいであればこの表より遥かに安く済みます。

インドネシア現地採用の手取りと月の支出をまとめたグラフ表

特に切り詰めていなくても月に79000円は貯まっていきます。
それだけで年間948000円です。
このほかにボーナスがある場合は丸々貯金となります。
が、ボーナスは海外旅行したりなんなりでゴソッと使ってしまう人が多いです。

賃料が安い

先ほどインドネシア現地採用の家賃は会社負担がメインと書きましたが、
会社負担でもしっかりとしたところに住むことが出来ます。
なぜならインドネシアは賃料が安いからです。

こればっかりは見てもらってほうが早いです。
トラベリオというサイトで賃料がサクっと確認が出来ます。

TAHUNAN(年間契約)を選択し、居住エリアを入力するだけで閲覧可能です。
出てくる賃料は年間賃料です。

現採シンジが試しに、チカラン、年間で検索した結果のスクリーンショット画像です。
2871USDですと、月間家賃は日本円で2万6千円ですね。
これくらい安価で普通の新築レベルのアパートに家具家電付きで住むことが出来ます。
チカランのアパート賃料相場をトラベリオにて表示している画面
トラベリオの使い方と契約の仕方、お得な賃貸物件の探し方は別途別記事にて深堀りします。

中流、セレブと生活圏が同じになる

これを言うと語弊があったり言い過ぎな面もあるかもしれませんが、
日本でコンビニバイトレベルの現採シンジでも、
インドネシアで現地採用を始めた結果、

ジムでは財閥企業令嬢のA子ちゃんと知り合いになったり、
散髪屋でテレビによく出るお笑い芸人と知り合いになったり、しています。

日本でコンビニバイトが孫正義と知り合ったり、
レディーガガと知り合ったりできますでしょうか?
これだけでもインドネシア現地採用をオススメする積極的な理由になり得ます。

知り合う日本人も基本レベルが高い

自分は日本ではコンビニバイトレベルの現地採用でも、
周りの日本人は大手企業の駐在員であったり、経営者であったりします。

ライフハックの定番ですが、
周りの人間五人の平均がその人の考え方や生き方、クオリティに繋がるという考え方があります。
それを考えると相対的にレベルが高い人間に揉まれる環境を作れるのも、
インドネシア現地採用のメリットと言えるかもしれません。

将来有望国に潜り込める

インドネシアは伸びている国です。
世界第四位の人口、内需も大きく、
世界一のイスラム教人口を抱える国家でもあります

生産年齢人口が高いのも特徴で、
人口ボーナス期というものが2030年まで続くと言われています。

そんな有望国に今のうちから潜り込んでおくのも悪くはないでしょう。

リゾートが近い

インドネシアには世界遺産がたくさんありますし、
リゾート地もたくさんあります。

日本から行く場合は海外旅行ですが、
インドネシアに移住するとそれが国内旅行になります。
所要時間の面でも、予算の面でも、身近になるということです。

親日国

インドネシアは親日国です。
特に日本人だからと嫌がらせをされたことはありません。
親日国に住めるのもインドネシア移住のメリットでしょう。

インドネシア移住のデメリット

治安に対する不安

インドネシアの治安に対して不安を持っている日本人は多いです。
何か事件があっても警察がしっかり捜査してくれるとも限りませんし、
被害者なのに裏金を要求され泣きっ面に蜂というエピソードもよく聞きます。

また、国全体の治安としても不安があります。
暴動可能性、テロの可能性もあります。

不明確な制度

インドネシアは制度が不明確な国です。
そんな国に住むのはうんざり、といった声も多く聞きます。
色々な規制が入れ子になっていて、規制同士が矛盾していたり、
突然の規制変更でガイドラインがないまま運営されていたり、
知りたいことをインターネットで調べても答えが見つからないことも多いです。

不明確な制度はインドネシア移住に当たってストレスフル事項と言えます。

医療制度に対する不安

医療制度にも不安があります。
後程深堀りして別記事展開します。

富裕層ほど海外で治療します。
入院することで病状が悪化する可能性があります。
日本より質が低い医療を日本より高い値段で受けなければなりません。

渋滞が激しい

徒歩5分の距離で1時間、2時間渋滞することを、
ほぼ全ての日本人が経験しています。
車の間をバイクがもれなく詰めてきますので、
完全にロックしてしまうことも多いです。
人間知恵の輪です。

日本食は高い

日本食スーパーパパイヤ

日本で手に入るものをインドネシアでそのまま手に入れようとすると思わぬ値段がかかります。
パパイヤのチラシを見るのが一番実感がわくと思います。
カレールー、お茶漬けの素、日本でしか買えないカップ麺などがとても高いです。

家族、親類との距離

何かあったときに最速でかけつけても半日以上は要ります。
インドネシア移住をすると、日本に住むのに比べて、家族や親類との距離は否が応でも遠くなります。
両親の介護の問題など、移住をする前に心の準備や覚悟が必要です。

子供の教育

日本であれば、迷ったら公立小中学校に通わせておけばそれでOKですが、
インドネシアで子育てとなると公立学校は不安があります。
そこで私立となりますが、いわゆるインターナショナル系になると目玉が飛び出るくらいの月謝になります。

大手企業駐在員の子供はそういったインターナショナルスクール費用なども会社が負担していることがあります。
なので現地採用として移住するとそのあたりで格差が出てしまうと思われます。

インドネシアの未来と一蓮托生

インドネシア移住のメリットでもデメリットでもあるかもしれませんが、
移住した以上、インドネシアという船に乗っているようなものです。
発展するも沈没するもインドネシアの未来と一蓮托生となります。

最後に

この記事を見て、インドネシア移住を考えている方、
ぜひインドネシアで会いましょう。
何も考えずに移住するだけで脳が活性化します。
迷ったら移住、という癖をつけてもよいと思います。