インドネシア現地採用とは?駐在員との違い

一生懸命メモを取るインドネシア現地採用労働者の画像

インドネシアに移住するにあたって現地採用で働くという選択肢を取る方が多いです。
ここではインドネシア現地採用とは何か?
また駐在員との違いは何か説明します。

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現採シンジ

現地採用は自分の意志でインドネシアを選択してインドネシアで労働しています。
一方で駐在員は会社の命令でインドネシアに赴任しています。
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現採神

待遇の違いはそこから来とるんじゃ。
有無を言わせずに連れてこられた駐在員と自分から手をあげて働きにきた現地採用では、
当然待遇も違ってくるってことじゃの。

インドネシア現地採用とは

現地で採用(雇用)されることを現地採用と呼びます。
インドネシア現地採用とは、インドネシアで採用(雇用)されることです。

現地採用は現地企業 PT. AAAAA Indonesiaなどに、
直接雇用されて現地企業の中の組織図の枠組みで働きます。

契約は一年ごとが通常。
一年ごとに月の手取りやそのほか福利厚生を会社と調整して働きます。
終身雇用はありません。

労働ビザは一年ごとの更新が通常です。
そして労働ビザがおりるかどうかは政策次第です。
一年後労働ビザがおりるかどうか曖昧な中で、現地採用の終身雇用は十中八九ありえません。
会社側に終身雇用するメリットがないからです。

インドネシア駐在員とは

日系企業や外資企業などインドネシア外にある会社に所属し、
会社の命令でインドネシアに赴任している形になるのがインドネシア駐在員です。
日系企業ですとおおよその任期があることがほとんどで、
3年から5年ほどインドネシア駐在したあと、
さらに別の国にスライドで赴任したり、日本帰国となることが多いようです。

基本的には終身雇用で日本帰国後もポジションアップした形で迎えられるなど、
赴任後のキャリアプランもしっかりと見えていることが多いです。

インドネシア現地採用と駐在員の違い

インドネシア現地採用と駐在員の違いは大きく四つです。
順番に説明します。

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現採シンジ

待遇以外だと役割とキャリアの違いが一番大きいと思います。
全てが自己責任ですが、それに応じて自由も増えると言えるかもしれません。
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現採神

駐在員は赴任期間が会社の都合で決まってしまうもんじゃから、
志半ばで帰任となったり、やり残したことが後任の人に引き継がれなかったり、
数年間なんだったんじゃ?と理想と現実のギャップに悩む駐在員も多いのじゃよ。

待遇の違い

駐在員の待遇は日本の雇用先の給与水準で決まります。
日本で与えられていた給与や待遇、それにくわえて現地での赴任手当、海外勤務手当、ハードシップ手当が付きます。
おおよそ日本での給与待遇×1.5倍が目安です。

駐在員の場合、住宅費は会社が全額払いますし、専属の運転手、専属の通勤車などが付きます。
運転手と車は休日は無料で自由につかってもよいという会社が多いです。

現地採用の待遇はインドネシアの経済水準によって決まります。
駐在員の給与待遇が日本水準に上乗せするのに対して、
現地採用の給与待遇はインドネシア現地の給与水準に対して上乗せするイメージです。

現地採用の場合、住宅費は会社は一部補助となるか、全額補助だが程度の低い社宅となるか、
そもそも住宅手当が出ないこともあります。
現地採用の場合、専属の運転手、専属の通勤車などは付かず、
休日の移動の足は自分で確保するのが一般的です。

ハードルの違い

駐在員の場合、日本で実績やキャリアなどを積んでから赴任となることが多く、
インドネシアで駐在として働きたい、と労働者が望んだとしても、
その望みが叶うかどうかは会社次第です。

駐在員の場合はあくまで会社の命令でインドネシア赴任という形になるため、
いつまでたってもインドネシア赴任出来ないパターンもあれば、
インドネシア赴任を希望していたのに南米やアフリカに赴任することになることも多いにあります。

現地採用の場合、ハードルはそこまで高くありません。
その時その場で現地採用ポジションの日本人を欲する会社と、
それを希望する労働者がいればすぐにでも採用され勤務開始となります。

現地採用の場合の唯一のハードルといえば労働ビザですが、
基本的には会社負担ですべて事が進み、
何の支障もなく勤務開始となります。

役割の違い

駐在員の場合、権限のある仕事を任せられます。
会社の事業方針を決めたり、拠点立ち上げに携わったり、
裁量も責任も大きくやりがいのある仕事を任せられます。

駐在員の場合は、日本本社にも所属し、インドネシア子会社にも所属する、
二足の草鞋状態なので、日本本社の方針や考え方と、
インドネシア拠点の方針考え方とのズレに苦労することも多いようです。
誤魔化し誤魔化し双方に波風が立たないように調整する仕事もあり、
奇麗事ではないと考える人も多いようです。

現地採用の場合、権限のある仕事は任せられません。
日系企業の場合、権限のある仕事は駐在員の仕事であり、
現地採用は現場に密接したより泥臭い仕事をすることが多いです。

現地採用の場合、日本本社へは所属しませんので、
あくまでインドネシア子会社としての立場での物言いが出来、
日本とインドネシアの間の折衝は全て駐在員にお願いしてしまうことも出来ます。
そういう意味では気楽、と考える人も多いようです。

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現採シンジ

現地採用は気楽ですが、余計なしがらみが無い分、シンプルでロジカルなだけで、
責任を取らずにいい加減に仕事をしているわけではないのでそこは誤解しないで欲しいです。
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現採神

駐在員は帰任後のキャリアも上長に握られているから、
一時も気が抜けず、くだらない雑務を断れないこともあるのう。
例えば日本から役員が来るときの空港ピックアップや休日の観光ツアーのお相手など、
駐在員も華々しい仕事だけではないんじゃ。

キャリアの違い

駐在員の場合、インドネシアにいつ赴任になるか、いつ帰国になるか、
すべては会社方針次第で、インドネシア赴任期間すら曖昧という方が多いです。
そういう意味では数年先のキャリアを予想しにくいということも出来ます。

駐在員の方で日本で一軒家と車を買った瞬間にインドネシア赴任が決まり、
即刻家は貸出して車は売却したという話も聞きます。
反対にいきなり日本帰任が決まり、日本の家は人に貸し出しているので宿無し、
家具家電も無い最低限度の部屋で数か月耐えた、という話も聞きます。

現地採用の場合、インドネシアで働く期間も自由に決めることが出来ます。
インドネシアである程度経験を積んだらマレーシアやベトナム、インドへと移り、
ゆくゆくは東南アジアを統括する仕事をするなど、
自分のやりたいようにキャリアを描いていくことが出来ます。

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現採シンジ

現地採用は自分の意志でインドネシア滞在期間を決めることが出来ます。
いつまでいるのか、一生いるのか、どこかで日本に帰るかなど、
各自で自分の将来を考えて決めなければなりません。
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現採神

一生インドネシアにいると言っていた現地採用がスパっと短期間で帰ったり、
反対にすぐ帰りたいと言っていた人が数十年いたり、
現地採用界隈は流動的で見ていて飽きないんじゃ。

まとめ

駐在員も現地採用も一長一短ということがわかりました。
最強なのはインドネシアに居続けたいひとが、
インドネシア駐在という立場で好待遇で働き続けることだと思います。
しかし、それは狙って出来ることではありません。

インドネシアに居続けたいなら現地採用一択と思います。
給与待遇は交渉次第でいくらにでもなります。